汝の心に教えよ、心に学ぶな。

主にポケモンについて。

最高2089-エモンガと愉快な仲間達


初めまして。
今回から、このはてなブログで構築記事等を書かせて頂きます、劾流と申します。
普段はシングルやダブルのレートに潜る、ボーマンダ好きのポケクラであります。
以後お見知りおき頂けると幸いです。

今回の記事はシーズン13において2089を達成した構築の記事になります。

さて、皆様。遅れ申しましたが、シーズン13お疲れ様でした。
今期は前期との急激な環境変化(過去作禁止、マンムーの増加、対面構築の増加)により、苦労なさった方も少なくないかと思われます。

特に顕著でありましたのは、対面構築の増加でして、これによって「現環境においては対面構築一強である」という認識をなさっている方も少なくはないのではないでしょうか?
確かに、対面構築がひとつの完成された美しい構築であり、勝率を稼ぎやすいということについては、一切の否定は致しません。

しかし、環境における上位ポケへの処理ルートを確保すること、また試合時間の短縮によって、対面構築に負けず劣らずの構築を組めるのではないか?と考え、私は今回「積みサイクル軸」の構築を組んでみました。

積みサイクルは、積めたら勝ち、積めなかったらほぼ負けという、ある種とてもはっきりとした構築でありまして、私の性に非常にあっていた事もあってか、自己最高レートの更新、2089を達成させて頂きました。

試合時間の短さにより多くの対戦をこなせること、勝ち筋がはっきりした構築ということで対面構築とは差別化が可能かと思われます。
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こちらが実際のパーティとなります。
2050達成後はエモンガが抜けてマニュが入りましたが、その話はまた別の機会とさせて頂きます。
では、単体紹介の方へ参らせて頂きます。

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意地っ張り/h100.a196.b4.d92.s116
個体値/31-31-31-×-31-31
技/空元気・恩返し・地震・竜の舞

構築の軸。
後述するテラキオンとの相性補完が良く、テラキウルガマンダの選出が1番多かったです。
レートが高くなればなるほど冷Bガルが増えてきて相手しづらくなってきましたが、ガブランド(メガ)ギャラ、馬車、ガル、(クチート)と、ほぼ全ての物理アタッカーを起点に出来る性能は素晴らしいものであると思われます。
hdは、よくある珠馬車のめざ氷確定耐え、hbは特化ガルの冷凍パンチ威嚇こみ確定耐え(1/13日時点で羽持ちは42.9%、竜舞持ちは58.1%。竜舞と羽の両立している型は多いことを考えてか、不意打ちは少なかったです。)特化メガクチのじゃれ威嚇こみ確定耐え、特化珠ドリの雪崩確定3(威嚇こみ)。

aは補正11n。
sはメガ前最速ガッサ抜き、メガ後準速ガブ抜きです。(スカガブを起点にすることを考えて)
4余ったのでbに振りました。
途中までは羽だったのですが、鬼火アローが重すぎたので空元気に変更。
ヤミラミや(メガ)ゲンガー、アローや毒ドランから毒や鬼火を貰って大暴れといった流れは多く、羽が欲しいと思いつつも最後の最後まで空元気は外せませんでした。

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テラキオン@きあいのタスキ
陽気/A248.d4.s252.h4(非理想の為、ダウンロード対策とh奇数調整)
技/ステルスロック・挑発・岩石封じ・インファイト
個体値/31-30-31-31-31-31
厳選一回目でAu5vという個体が出たので妥協。
Aが1下がっても、インファの仮想的であるガルへの乱数は変わらないため、これで採用しました。

アタッカーとして採用出来る中で指折りの起点作り性能を持っていると評価しております。
ギルガとアローが同時にいるパテには非常に出しづらかったですが、取り敢えず最低限の仕事は果たしてくれました。
6世代から始めた方々は、タイプやsを知らないことが多いのかガルが平気な顔で居座ったり眼鏡サザンが居座ったりと、魔境を早く抜けるのを助けてくれたポケモンでもあります。

基本的な流れとしては、ステロ→岩石。
テラキで落とせる敵なら落としてからステロを撒きます。
カバ入テラキマンダニンフと出し、初手カバに対しては挑発から入り、相手が補助技ならニンフ出し、殴ってきたのならステロを撒いて退場といった流れになります。
非常に使い勝手の良いポケモンであったので、次シーズンは純粋なアタッカーとしての採用も検討してみたく存じております。

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ウルガモス@ラムのみ
控えめ/h116.b44.c196.s132.d20
c…補正11n
hb…無振りファイアローのブレバ低乱数(12.5%)
意地っ張りガブリアスの逆鱗最低乱数以外耐え
A特化ガルの猫+不意打ち確定耐え
(訂正:余裕で死にます。ガルーラおかしいです。)
A252ゲッコウガの変幻珠ダストシュート確定耐え
s…最速ガッサ抜き抜き抜き
d…余り
技/大文字・蝶舞・虫のさざめき/めざ氷
個体値/31-30-30-31-31-31
めざ氷ウルガモス
技範囲の広さは1級品で、マンダの苦手な受けポケを起点にして全抜き、ということがとても多かったです。
ポリ2は両者共にきついので、後述するニンフに一任しておりました。
スカガブに惨殺されることが多過ぎた為、意地ガブの逆鱗最高乱数切り耐えとしましたが、この記事を書いている途中に「dをbに回せば確定耐え」ということに気がついてしまったのは秘密とさせて頂きましょう(^^;
めざパのタイプとしてめざ地、めざ岩も悪くは無いと思うのですが、全抜きエースてしての役割を担わなければならないこの構築においては刺さる相手の多いめざ氷の方が使用機会は多かったです。

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ニンフィア@拘り眼鏡
控えめ/h140.b92.c240.d4.s32
技/ハイボ・めざ炎・サイコショック・破壊光線
個体値/31-0-31-30-31-30
hb…特化メガバシャーモフレアドライブ最高乱数切り耐え。
陽気鉢巻ガブの地震確定耐え。
鉢巻ファイアローのブレバ確定耐え。
hd…特化ギルガルドのラスカノ確定耐え、シャドボ2耐え。
c252メガゲンガーのヘドロ爆弾確定耐え。
c…準特化。
h252d4クレセ確定2。
h244d12輝石ポリゴン2確定2。
無振りボルトロス確定1。
h140.d4ニンフ(眼鏡テンプレ)確定2。

破壊光線
h252.d4スイクン確定1。
h252.d44ガル確定1。
h252d4メガヤドラン確定1。

h252メガゲンガー確定1。
特化バナ(物理)確定3.乱数2(33.4%)
h252バナ確定2。


テンプレニンフに対して役割を持つためにcを1削りsに回した型。
以前使っていた無振り71属抜きニンフの方が使い勝手は良かったですが、火力面、耐久面においては非常に優秀で、安定感をもった立ち回りが出来ました。
主な仮想敵としましては、耐久ポケやボルトとなります。
少ないように思われますが、マンダとの相性補完が非常に優秀でありましてこの構築の軸となってくれました。
火力面においても、ガモスと違った優秀さを持っており、完全に後続を「縛れる」(=後投げは不可能)という状況をそれほど苦せずして作り出せるため、その面においては非常に強力なポケモンであったのではないでしょうか。
めざ炎はまったく打つ機会がなかったため、めざ岩かめざ地の方がいいです、絶対に。

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エモンガ@命の珠
臆病/cs252h4(耐久調整のできる耐久は持ち合わせていないため)
個体値/31-30-30-31-31-31
技/アンコール・10万ボルト・めざ氷・エアスラッシュ
このパーティの地雷枠。
エンジン→アンコールで詰ませる役です。
ヘラクレセドランに対しては初手投げをします(=ヘラクレセドランは9割初手ヘラであるため)
エモンガのエアスラは読まれたことがなく、必ずと言っていい程ヘラは居座ってきます。
また、化身ボルトに対して電磁波読みで投げ→アンコ(電気エンジンによりsがあがるため最速ボルトの上から叩けます、挑発の場合は34%の乱数にかけましょう。-h244d4ボルトに対して珠10万が中低乱数2.34%)で縛ってから10万連打で勝ちとなります。
また、ガルの猫を縛ることでラス1対面から勝つことも可能であります。
元々、全く勝てなかった頃にヤケでいれたポケモンでして、入れて以来の勝率が上がった為最後までパテから抜けませんでした。
可愛いは正義。
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意地っ張り/d52.a204.s252
技/ストーンエッジ・竜の舞・噛み砕く・冷凍パンチ
個体値:31-31-31-31-31-31
dは砂下で、4振りメガゲンガーの気合玉確定耐え、残りをasとなっております。
素の数値の高さから、無振りでも恐ろしい程の耐久でありまして、改めて種族値の暴力というものを実感致しました。
対面からガルーラすら起点にしうる化物であります(特化ガルのグロ不意確定耐え、地震不意打ち確定耐え)
メガ進化によりsが上がった為、意地でも1舞で最速115属(=ライコウアグノム等)を抜くことが可能です。
舞エッジ+砂+ステロで、209ガル確定となりますのでけたぐりは抜きました。
ヘラクレセドランを単体で壊滅させる可能性を秘めていること(-舞エッジ+ステロで無振りヘラ確殺、h252は乱数25%)また、ポリ2クレセへの強さから、マンダとの相性補完は優れていたと思われます。
個人的に、メガマンダの次に好きなメガ枠なので次シーズンに向けて考察を深めていきたいと存じております。

ここまでの長文、お読み下さり、どうも有難う御座います。
「現環境においても積みサイクルはやっていける」ということをご理解頂けましたらとても幸いであります。

最高レートを達成した時の写真は、残念ながら取り損なってしまった為その直前の写真となります、ご容赦下さい。
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また、最終レートは2025となります。
個々のポテンシャルは高く、調整もそう悪いものでなかったと自負しているが故に、2100に行けなかったことが本当に口惜しくてなりません。
来期は本気で2200を狙いにいく所存でありますので、応援下さると幸いであります。
では、またの機会にお会い致しましょう。

PS:最終、と語っておきながらその後にs14の試運転として潜ってしまいました。
その際にレリセを行った為、最終レートは悲惨なものとなっております、ご理解頂けると幸いです。